魔界探偵 冥王星O ヴァイオリンのV 越前魔太郎

 舞城王太郎原作「NECK」の劇中作家、越前魔太郎がなんとデビュー。
 名前からして、絶対に舞城じゃん、と思って買ってしまった犠牲者も数多いだろう。僕もその内の一人である。結局中身は文章からして舞城じゃないんだけど、原作として一枚絡んでいるかなと思って読んでみたものの、やはり全然違う。しかもそんなに面白くない。正体が誰であれ、この点が一番残念だったかな。
 企画的には面白いんだけど、明らかにスベッた感がある。刊行予定が8月まで決まっているが、とりあえずこのシリーズは様子見だ。それよりも7月に刊行予定である本物の舞城の新作「獣の樹」を楽しみに待つことにしよう。
 17冊目。

魔界探偵 冥王星O ヴァイオリンのV (講談社ノベルス)

魔界探偵 冥王星O ヴァイオリンのV (講談社ノベルス)