2012-05-01から1ヶ月間の記事一覧

トーマの心臓 森博嗣

森博嗣、文庫の最新刊。 まんまプロの同人誌である。清純派AV女優みたいだけれど、それ以上語るべき部分もない。原作が少女マンガな所為か、微妙に男性描写が同性愛を感じさせる。ここら辺は好き嫌いがあると思う。森氏には残念だが、原作を読んでみたいとい…

花と流れ星 道尾秀介

真備シリーズ第三弾。シリーズ初の短編集であり、かつシリーズ最新作でもある。2009年に発行されて以来、音沙汰が無いので、あまり続編は期待できないのかもしれない。まあ、京極夏彦の百鬼夜行シリーズと似通ってるし(キャラ的に)、他の著作の方が断然面…

後藤さんのこと 円城塔

発刊される度についていけなくなる作家、円城塔。 とりあえず読んでみたが、この「後藤さんのこと」なんて、1mmも理解できない(笑) ある意味凄いことなんじゃなかろうか。ようやく気付いたことなんだけど、多分この「訳の分からなさ」を楽しみに、僕は氏の…

天使の囀り 貴志祐介

黒い家の次に出版された貴志祐介のホラー小説。 迷ったら貴志祐介、と個人的には思っているくらい、氏の安定感は凄い。ちなみに文庫化されたもので未読なのは「十三番目の人格 ISOLA」と「鍵のかかった部屋」の2つだけ。そろそろ貯金がなくなってしまう……。 …