クドリャフカの順番 米澤穂信

 古典部シリーズ、第3弾。
 待ちに待った文化祭、作りすぎた文集「氷菓」、そして連続盗難事件と、今回の古典部シリーズも絶好調だ。僕はこれを読んで、小市民シリーズより魅力的であると確信に至った。文化祭で主要登場人物がわちゃわちゃしているだけなのに面白い。キャラクターが十分な存在感を示し始めてきたので、スイスイと最後まで楽しめた。オススメ。
 それにしても文化祭って、こんなに楽しかったけ? 演劇やライブをぼけ〜っと眺めていたという記憶しかない。そんな僕は完全に折木ポジション。推理はできないけど。

クドリャフカの順番 (角川文庫)

クドリャフカの順番 (角川文庫)

 45冊目。