虐殺器官 伊藤計劃

 帯に「伊坂幸太郎」「宮部みゆき」「小島秀夫」の3人が推薦文を書いている時点で、こりゃ買うしかないということでレジに持っていった。初めて帯買いをした作品かもしれない。
 読み終わるまでに時間はかかったが、すごく面白い小説であったと思う。軍事用語とかよくわからないんだけど、淡々と進んでいく物語に自然と引き込まれていったのは驚きだった。処女作であの文章はもはや感動を覚える。破格の新人だろう。亡くなられてたのが残念でならない。
 最終長編である「ハーモニー」も文庫版が発売されたら購入する予定だ。
 ちなみに本作はオチが秀逸。
 16冊目。

虐殺器官 (ハヤカワ文庫JA)

虐殺器官 (ハヤカワ文庫JA)