魔界探偵 冥王星O ジャンクションのJ 越前魔太郎

 冥王星Oシリーズ、……えーと第何弾だろう? もう全然分かんないや。
 惰性で買ったが、今回はちょっと当たり。どうせコラボすんならこれくらい無茶苦茶なほうが良い。でも、こういうメタフィクションを用いた展開は、てっきり舞城王太郎がやるものだと思っていたのでびっくりした。
 しかし、メタフィクションは単発とか最終巻でやらないと、ちょっと冷めるんじゃないかな。舞城はどんなジャンルでも力技でねじ伏せる力量があるので大した心配はしていないが、「トイボックスのT」の作者はどうなんだろう? まあ「ペインのP」が世に出た時点で、メディアファクトリー冥王星Oには全く期待していないけどね。

魔界探偵 冥王星O ジャンクションのJ (講談社ノベルス)

魔界探偵 冥王星O ジャンクションのJ (講談社ノベルス)

 35冊目。