Hadou 稲葉浩志

 稲葉浩志、6年ぶりのニューアルバム「Hadou」。例によってフラゲしました。
 いや〜、6年か。シングル「Okay」の時も思ったんだけど、そんなに久しぶりって気がしないんだよね。たぶんB’zの合間にソロを埋めているせいだろうけど。ホント、このお二人の創作意欲には頭が下がる。
 さてさて稲ソロだが、前作のアルバムは「BIG MACHINE」の後だったので、ちょうどB’zのマンネリ化がピークに達しようとしている時代だった(失礼な話なんだけど、あの頃のソロは非常にありがたかったことを覚えている)。現在のB’zは少なくとも、シングル曲の面においてはあの頃より随分と良い。なので、個人的にはソロなんてやってないで「B’zの活動をやってくれよ」という思いが強かった――けど、ニューアルバムを聞いてみて、やはりソロはソロで良いと思った。稲葉が数年間コツコツと書き溜めてきたというだけあって、力作が勢ぞろいだった。今までで一番開放的なアルバムとなっているので、メロディがしっかりとしていて聞き易い。これは個人的な感想だが、尻上がりに曲が良くなっていくので、最後の最後までダレないところもポイントだと思う。
 オススメは「Lone Pine」以降の曲すべて。中でも「この手をとって走り出して」と「不死鳥」が最高。

Hadou(初回限定盤)(DVD付)

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Hadou

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