イキルキス 舞城王太郎

 2週間ほど前に読んだ、舞城王太郎の最新刊。「イキルキス」「鼻クソご飯」「パッキャラ魔道」の3編が収録されている。それぞれの短編は年代に3年ほどのブランクがあるため、作家舞城王太郎のキャリアが詰まっている小説だ、と言っても過言ではない。昔の舞城が好きな人、今の舞城が好きな人、それぞれが楽しめると思う。
 僕のオススメは「鼻クソご飯」。2002年の作品なので、非常に攻撃的で、なおかつ分かり易い内容になっている。最初の2ページだけでも読む価値はあると思う。
 残っている短編もジャンジャン出して欲しいね。

イキルキス

イキルキス

 38冊目。