遠まわりする雛 米澤穂信
古典部シリーズ、第4弾。
近作は日常の古典部員たちを描く短編集となっている。なお最新作「ふたりの距離の概算」では2年生に進級しているので、1年生はここまでのようである。
読み終わった感想としては、古典部シリーズの中で一番面白い、それどころか米澤穂信の中で一番良いんじゃないかと思った。何を言ってもネタバレなんだけど、近作はきっちりと青春している。表題作である「遠まわりする雛」を読み、文庫をパタンと閉じた瞬間、なんともいえない気持ちに包まれること請け合いだ。シリーズは追いかけておく必要はあれど、読了した時の喜びは一入である。
今年一番のオススメ。
- 作者: 米澤穂信
- 出版社/メーカー: 角川書店(角川グループパブリッシング)
- 発売日: 2010/07/24
- メディア: 文庫
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