幽談 京極夏彦
京極小説の別天地、と本の帯に書かれていたが、別にそんなことは無い。氏の小説からエンタメ部分を取っ払ってしまえば、丁度こんな感じになるだろう。
中でも最終節の「こわいもの」は良い。これが京極氏の論理だ、と端的に感じさせてくれる。百鬼夜行シリーズや巷説百物語シリーズなんて長くて読んでられねえよ、という人は是非どうぞ。
- 作者: 京極夏彦
- 出版社/メーカー: メディアファクトリー
- 発売日: 2012/02/23
- メディア: 文庫
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