Living Things Linkin Park

 Linkin Park、通算5作目で2年ぶりのニューアルバムが発売した。
 前作の時も書いたような気がするんだけど、もういい加減に「Hybrid Theory」や「Meteora」の幻影の押し付けから彼らを解放してやって欲しい、と僕は思う。デビュー12年目だよ? 20代前半に作ったアルバムを30代後半で作れって、土台無理な話って少し考えれば分かるだろうに。CDの帯ですら「これが新たなハイブリッド・セオリー」って書いているし。もうね、アホかと言いたい。変わらないことの安心感なんてロックにはクソ喰らえな存在なんだから、こんな失礼な文言はさっさと取っ払って欲しいな。
 内容は「Minutes To Midnight」と「A Thousand Suns」の延長線だろうか。メロディは前者、サウンドは後者かな? 曲順はやや不満あれど、「Victimized」まではあっという間に駆け抜ける。現時点のお気に入りは「Lost in the Echo」と「I'll Be Gone」。「Skin to Bone」も地味に面白いかな。

Living Things

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リヴィング・シングス

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