ふたりの距離の概算 米澤穂信
古典部シリーズ最新刊。
アニメは本当に出来が良かった。青春からほど遠いところに生きているので、青臭い話は見ていて面白くてしょうがない。最終回以外は全てリアルタイムで見たので、相当ハマっていたんだな、と自分でも思う。
で、「ふたりの距離の概算」。二年生に進級した古典部のメンバーたちが新入部員を迎え入れたが、そのメンバーが即時退部。その原因は部長の千反田えるにあって?、というお話。
「遠まわりする雛」で青春ラブコメを見せつけられたので、それを期待していた僕は肩すかしをくらってしまった。新入生なんてどうでもいい。奉太郎とえるのラブコメが見たいんだ、と声を大にして叫びたい。こういう人は少なくないと思うw 多分作者の意図する読者ではないんだろう。最新刊を読むとそれがひしひしと伝わってきたよ。
- 作者: 米澤穂信
- 出版社/メーカー: 角川書店(角川グループパブリッシング)
- 発売日: 2012/06/22
- メディア: 文庫
- 購入: 7人 クリック: 203回
- この商品を含むブログ (94件) を見る