2010-01-01から1年間の記事一覧

ボトルネック 米澤穂信

ちょっとした暇つぶしをするのに、抜群な作家である。ページ数も少ないし、そこそこの読後感を与えてくれるので、僕は結構好きだったりする。 本書も例に漏れず、あいかわらずの米澤節が味わえる。ネタバレ気味な感想になっちゃうけど、僕が主人公だったら死…

B'z LIVE-GYM 2010 “Ain't No Magic”at TOKYO DOME B'z

映像作品としては、人生初のBlue-ray。こりゃもうDVDには戻れんなぁ。過去のライブDVDも、Blue-rayとして再発売して欲しい、と思ったくらいに綺麗だった。 中身に関しては言うことなしの出来。いつも通り素晴らしいB’zのライブだった。ヒット曲である「イチ…

Three Days Grace

B’zのBlue-ray買わなきゃならんなのに、我慢しきれずに購入。しめて7000円ほど。 やっぱ2ndが群を抜いて良い。全米でミリオン売っただけは、本当にある。来日してくれないかな。多分来ないだろうなぁ……。スリー・デイズ・グレイスアーティスト: スリー・デイ…

菜々子さんの戯曲 Nの悲劇と縛られた僕 高木敦史

Yahooのトップニュースにもあった、ネット上で全文無料掲載しているライトノベルを読んでみた。今まで「戯言シリーズ」と「冥王星Oシリーズ」しかラノベを読んだことが無かったことと、電子書籍が初体験だったので、少し新鮮な気持ちで読書に臨めた。 結論を…

臨機応答・変問自在 森博嗣

森博嗣が10年ほど前に発売した新書。 講義中における大学生の質問とそれに対する森の回答を本にしたもの。それなりに面白い。そして、それ以上に耳が痛い内容でもある。 この本を読めば、思考を放棄することがいかに愚かであるということを思い知らされるだ…

DEAR FREEDOM ACIDMAN

フラゲしたので簡単な感想を。 「DEAR FREEDOM」はどっしりとしたロックチューンといえばいいのだろうか。メロディは全然違うんだけど、「CARVE WITH THE SENSE」をミドルテンポにしたようなイメージを感じた。 「彩-SAI-(前編)fragment of terra mix」は…

NECK 舞城王太郎

今月2作目となる舞城王太郎の新作。内容は、新作小説が1つに、絵コンテ付きの脚本が2つ、映画の原案が1つとなっている。 正直な感想なんだけど、映画の原作が一番面白くない。舞台版は結構ホラーな内容だったので、コレを映画化すりゃ良かったのに。もったい…

マジックディスク ASIAN KUNG-FU GENERATION

冷静に書ける日が来るかなと思っていたが、結局やってこなかった。とまあそんな訳で、客観的な視点では全然ないんだけど、個人的に「ファンクラブ」以来の傑作だと感じている。オープニングナンバーである「新世紀のラブソング」で心を躍らされ、表題曲の「…

ラットマン 道尾秀介

道尾秀介の文庫最新刊。 ほとんど文庫しか読まないので、この評価もどうかと思うが、道尾の中では一番面白かった。個人的に気に入っている「シャドウ」や「向日葵の咲かない夏」よりも読後感が段違いに良いので、正直オススメである(というか、この2作を比…

砂漠 伊坂幸太郎

――砂漠に雪を降らせることだって、余裕でできるんですよ。 あいかわらず伊坂幸太郎はオサレだ。意味があるようでほとんどない言葉を書かせたらピカイチかもしれない。 作中にて売れる小説の条件を「ユーモアと軽快さと、知的さだ。洒落ているいるだけで、中…

獣の樹 舞城王太郎

「NEO舞城王太郎BEGINS!」というキャッチフレーズであるが、なんのことはない。いつもの舞城だった。単にリリースラッシュだけだったようだ。 前々作の「ディスコ探偵水曜日」が、舞城にとって1つ壁になっていることは間違いない。どうにもインパクトの面で…

コインロッカー・ベイビーズ 村上龍

初、村上龍。 正直、小説自身の持つパワーに圧倒された。凄く面白かったが、それでも村上龍の別作品を読んでみたいとは思わなかった。ここまで読むことに疲れたのは、ドグラ・マグラ以来かもしれない。 余談だが、僕のフェイバリットは舞城王太郎である。本…

ANOMALY the HIATUS

1st EPの「Insomnia」の時点で何かやってくれるという期待感はあったが、それを裏切らないアルバムを仕上げてくるとまでは思っていなかった。単なるRadioheadの模倣にならなかったというだけでも、評価できると思う。 個人的には前作よりも素晴らしいアルバ…

宇宙兄弟(10) 小山宙太

現在、乗りに乗っている漫画の1つだろう。万人受けする漫画の中で、これだけの面白さを保っているのは凄まじい。 前巻のブライアンのエピソードもそうだけど、立ち読みしたのに、ムッタと新田の会話で感動してしまった。 間違いなく、傑作。宇宙兄弟(10) (モ…

ヴィンランド・サガ(9) 幸村誠

本格的に「奴隷篇」へと突入した、ヴァイキング漫画の最新刊。ロト紋と違い、こちらはカタルシスのためのスローペースだろうと推測できるので、面白く読むことができた。 トルフィンがアシェラッドを吹っ切れていないのが泣ける。ヴィンランド・サガ(9) (ア…

ロトの紋章〜紋章を継ぐ者達へ〜(10) 藤原カムイ

記念すべき10巻目――なんだけど、イマイチ盛り上がらないロト紋の続編。今購入しているマンガの中では、コナンに次いで面白くない。正直、前作のキャラクター目当てで購入している感は否めない。 たぶんこんな調子でダラダラと続くんだろう。はやく武術会篇終…

Okay 稲葉浩志

「Wonderland」以来、約6年ぶりのシングル。 B’zとは違って、ホントやりたいときにやってんだろうな。だからソロは面白い。 表題曲のOkayはU2。2ndのSalvationは海援隊。なぜかそんな風に思った。歌詞の卑屈さもソロならではなので、本当に久しぶりって感じ…

魔界探偵 冥王星O ペインのP 越前魔太郎

雑誌を抜けば第4弾の冥王星Oシリーズ。 講談社ノベルス以外は外伝と見てもいいのかな。特に今作はそれが顕著だったと思う。 さて内容だが、一言で表すとするなら「好みじゃない」といっておこう。久しぶりに受け付けない小説を読んだ。ストーリー構成自体は…

小説家という職業 森博嗣

森博嗣流、小説のノウハウ本である。 制作秘話みたいなものを期待して買ってみたが、少し肩透かしを食らってしまった。これなら「自由をつくる 自在に生きる」の方が断然面白い。でも、森博嗣が好きなら買ってみても後悔はしないだろう。やはり氏のスタンス…

好き好き大好き超愛してる。 舞城王太郎

もう何回読んだだろう。実家にノベルス版を置いてきたので、文庫版を購入し、あっという間に読んでしまった。 個人的に舞城作品の中でベストであり、究極の恋愛小説でもある。「ビッチマグネット」はともかくとして、なんでコイツで芥川賞が受賞できなかった…

冥王星O ホーマーのH 越前魔太郎

冥王星Oシリーズの第3弾。もう真打が出てくるまで買い続けてやろうと思う。ほとんど意地である。 さて、本作は前2作と比較してみて、内容や文章が手堅いような印象を受けた。ただ覆面作家というポジション上、これが良いとはいえないだろう。もっとアクの強…

TIME FLIES… 1994-2009 Oasis

事実上、Oasisのラストアルバム。シングルコレクション+ライブアルバム+PV集+コメンタリーと、至れり尽くせりの内容である。それだけに「最後」を意識させられ、すごく物悲しい。 ファーストシングルが「Supersonic」で、ラストシングルが「Falling Down…

小暮写眞館 宮部みゆき

英雄の書から約一年ぶりとなる宮部みゆきの新刊。現代ものの話は楽園以来となる。「新人、宮部みゆき」というキャッチコピーが発売前に気になっていたが、読み終えてみてこのコピーは正しいと思った。 本作は著者お得意のミステリー要素も含まれているのだけ…

BEAT CRUSADERS「散開」

これはショック。大学1回生の時に「HIT IN THE USA」を聞いてハマったというベタなファンだけど、残念という気持ちは変わらない。 始まりあれば終わりあり。だからこそバンドって良いのかもしれない。好きな音楽が1つ1つと消えていくのは、ホント悲しいけど。…

テイルズオブグレイセス

スーパーマリオギャラクシー2の前にWii本体同梱版として購入していたが、つい最近クリアした。毎回毎回、テイルズシリーズはもうやらないだろうなぁ、と言いつつ買っているので、携帯機以外のテイルズシリーズはこれで全部手を出してしまった。まだまだ大人…

自由をつくる 自在に生きる 森博嗣

最近、読書する時間がないってばよ。 20冊目。自由をつくる 自在に生きる (集英社新書)作者: 森博嗣出版社/メーカー: 集英社発売日: 2009/11/17メディア: 新書購入: 28人 クリック: 1,154回この商品を含むブログ (135件) を見る

スーパーマリオギャラクシー2

遅ればせながら、昨日に購入。 3Dマリオは、サンシャイン以来で7年ぶり。購入したのは、64以来なので14年ぶりになる。 サンシャインはポンプアクションが個人的にはまったく面白くなかったのでクリアしていないが、64は当時小学生だったこともあり、スター12…

B'z LIVE-GYM 2010 "Ain't No Magic" at TOKYO DOME B'z

ソロの合間に、ライブDVD&Blue-rayが7月28日発売決定。 夏までは頑張って生きよう。そんで初Blue-rayをPS3で体験しよう。

Beady Eye

リアムのバンド名がついに発表。その名も「Beady Eye」。メンバーもOasisからノエルが脱退した状態のままだ。 劣化Oasisと言われる可能性は大いにあるが、なんだかんだで僕は期待している。 なお、Oasisのシングルベストは6月発売。ファンとしては、これが最…

迷子犬と雨のビート ASIAN KUNG-FU GENERATION

当然のようにフラゲ。 アジカン初のホーン導入ということで、「新世紀のラブソング」と同じく、目新しさがある。でもよく考えると、アジカンが敬愛しているOasisがやってんだから、彼らもやらない理由はないよな。 マジックディスクが非常に楽しみ。ソルファ…